藤川球児オフィシャルウェブサイト
メッセージ
みなさんにチームの先輩3人についてお話ししてきましたが、今日は最後の1人、金本選手について書きます。
金本さんがタイガースに入団されたときは、僕はまだ先発をやったり、中継ぎをやったりしながらたまに1軍にいる、そんな選手でした。FAで入ってこられたのが、片岡選手に続いて2人目で、また金本さんは広島カープという同一リーグからの移籍でしたし、自分にとって金本さんは「大選手」っていうイメージがありました。
金本さんが入ってきて、僕が一番先に聞こうと思ったことが、広島カープの選手の自分に対する印象でした。自分が対戦している相手選手が自分にどんなイメージを持っているのか、それを聞きましたね。

金本さんは性格がとても明るくて、それが最初の印象でした。でもそれだけじゃなく、野球に取り組む姿勢がとても真剣な方です。金本さんのそういうところを知った時、自分がしっかりとした野球観を持っていないと、信頼してもらえないな、と僕は思いました。僕はピッチャーで金本さんは野手なので、ふだんは、明るい金本さんを見ることの方が多いですね。でもやっぱりゲーム中の金本さんの表情を見ると、気持ちが引き締まります。自分もがんばらないといけないと思わされるし、またこれ以上ないお手本だと思います。
そして金本さんのすごいところは、自分のすごいところを周りに見せないとところです。逆に、すごいようなことでも、当たり前であるかのように見せてしまいます。いい成績や結果をどれだけ出そうが、例えば体調がすぐれない日があっても、そういう面をチームメートに見せません。そういうところも金本さんからは学ばないといけないと思っています。


来年もベテラン3人にはついていこうと思うし、3人が疲れている時があったなら、その時は自分が先頭に立ってがんばる、というくらいに強い気持ちを持ってやりたいと思っています。同時に、自分がそうやってひっぱっていけるようになろうと思ったら、やっぱりふだんから責任を持った行動を取らないといけないと思っています。
この3人についていけば間違いない、ついてきてよかったな、という実感が僕にはあります。だから他の選手や若い選手たちにも、僕を見てくれるというのもうれしいですが、僕が上の先輩方を見ているように、投手・野手など関係なく、この3人の学ぶべきところを見て欲しいと思います。それにこのサイトを見てくれている人にも・・・
3人とも野球選手としてだけでなく人間として学ぶべきところをそれぞれ持っているのでぜひそういうところも見ていただきたいと思います。3人をお手本にしたら素晴らしい人間になれる気がします。
チーム内にこう思わせてくれる人がいることは誇りだと僕は思います。

僕は25日に契約更改を終えて、気持ちの上ではもう新たな年に向かっています。チームの一員として役割を果たして、また阪神ファンだけではなく全野球ファンが見てくれるようなストレートを投げられるよう準備を続けていきます。


2006.12.27 Wednesday  固定リンク  trackbacks(7)

ずっとあいだが開いてしまいましたが、先輩3人についてのお話、その続きを書きたいと思います。今回は下柳選手です。

僕の、下柳さんの最初の印象は…「こわい」です。つまり風貌がこわいという印象です。と書いたら怒られそうですが。でも、僕だけじゃなくてたぶんみんなも最初はそう感じていたと思います。でも本当のところは…
愛犬のラガーくんをすごくかわいがっておられるのをファンのみなさんも知っていると思いますが、そうやってかわいがるのと同じように、実は選手や後輩に対しても、そういうやさしい目で見てくれています。
だから僕は、下柳さんに対しては、自分からどんどんアピールして自分のことを知ってもらえたらと思って接してきました。そうすれば下柳さんもたくさんのことを教えてくれます。数多くいろんな経験をしてこられているので、とても勉強になります。

下柳選手の練習態度はとても真剣で、また周りに何も言わさないほどの練習量です。これはたぶんみなさんも思い当たると思うんですが、例えば周りの友達が勉強をやっていない時間に1人でやっている子がいたり、部活動の練習時間とは別に自主練習をしている子を見た時に、そういう努力をみんなの前に見せるのが「はずかしい」「かっこわるい」という風に思ったり、聞いたりしたことってありませんか。実はそういう感覚が、僕たちプロの選手の間でも全くないわけではありません。
でも下柳さんの場合は、そういう声もかき消すほどの練習量なんです。だからそういう、選手がちょっと戸惑ったりしてしまうようなことでも、それを下柳さんがやることですべてかき消されるんです。練習だけでなくいろいろな面で、下柳さんが先頭でやってくださることで、他の選手や後輩もついていけると思います。
僕が下柳さんを尊敬するところはほんとにたくさんあって、もっとそういうことを盗まないといけないなと思います。誰にも負けないくらいに下柳さんのあとをしっかりついていきたい、そういうふうに思います。「きれい」に野球をしたい選手がいる中で、下柳さんがそれをくつがえすくらいにやってくれることが、僕にとってはとても力になります。僕は投手としての師匠だと思っています。

僕は下柳さんにいつも「ありがとうございます」と言っています。下柳さんは先発した試合を僕たち中継ぎのピッチャーへ、気持ちが盛り上がったままつないでくれます。中継ぎにとって先発で投げる下柳さんは、仕事を与えてくれる人なので、僕は「社長」と呼んでいます(笑)。切っても切れない、仕事のパートナーなんです。下柳さんが練習している姿を見ているし、後ろを投げる僕を信頼してくれていて、それを感じるからこそ、裏切れないという気持ちになります。僕も、下柳さんのような人間になって、下柳さんの年代までやって、僕が今下柳さんに対して持っているような期待を、自分も持ってもらえるような選手になれたらいいなと思います。



2006.12.17 Sunday  固定リンク  trackbacks(11)

なかなか更新ができなくてすみません。
ひさしぶりのメッセージになってしまいました。
そのあいだもたくさんのメッセージありがとうございます。
投稿してもらったファンレターを読みながら、みなさんの応援がとても励みになっていることをあらためて実感しています。

またグラブに入れる刺繍のフレーズ募集も、
たくさんの応募をいただき本当にありがとうございました。
これから一つ一つ見せてもらいます。とても楽しみです。

僕は秋季キャンプが終わってから、トレーニングを続けながら
球団やその他のイベントにも参加したりしています。
それでも今年は、昨年に比べたら自分の時間があるので
じっくり練習ができています。
いま練習がちゃんとできているし、十分な環境がつくれる時なので
シーズンが始まったら言い訳はできないし、2月の春季キャンプでファンのみなさんともいい表情で会えるように、またシーズンに入ったらみなさんをびっくりさせられるようにしっかり練習していきたいと思います。

シーズン中は迷惑をかけている家族とも、今は一緒に過ごす時間が持てる時期なので、家族旅行にも行きたいと思っています。

2006.12.15 Friday  固定リンク  trackbacks(8)


  New Entries


Back Number


Other


メッセージ|藤川球児オフィシャルウェブサイトは Tigers-net.com のブログ(blog)サービス「T-Blog(てぃぶろぐ)」で運営しています。Tigers-net.com 会員なら無料で、会員でない方も月額315円のダイヤルアップコースにお申込いただくとT-Blogをご利用できます。
supported by タイガースネット.コム
 
Copyright(c) Kyuji Fujikawa official website all rights reserved.